失敗を恐れずにチャレンジあるのみ〜琉球frogs15期協賛企業インタビュー〜
2023.10.24
インタビュー:嘉数
ライター:井上
今年で15年目という節目を迎えた琉球frogs。
琉球frogs15期の活動を支援してくださっている協賛企業さまの取り組みや、協賛に対する思いなどを多くの学生に知ってもらいたく、インタビューを行いました
今回は株式会社琉球銀行の伊波さんのインタビュー記事です。
株式会社琉球銀行
人事部 人材開発室 調査役
伊波 善成 さん
地元の街を元気にしたい
ーーまず初めに伊波さんの自己紹介を、経歴も含めてお願いします。
琉球銀行人事部の伊波善成です。平成26年に入行して、今は入行10年目になります。いろいろな支店で窓口業務や営業担当、融資担当の後方支援などを経て、先週から人事部に着任しました。
ーー伊波さんが銀行で働こうと思ったきっかけがあれば教えてください。
私は沖縄市が地元で、学生の時期にコザの一番街という商店街が幼少期と比べて、シャッター街になっていて元気がないように感じました。そんな中、就職活動が始まったこともあって、自分の街を間接的にでも元気にするお手伝いができる企業ってないのか考えていました。そこで銀行は、地域に密着して寄り添って街を元気にする役割じゃないかなと興味を持ち始めたのが最初のきっかけです。 ーー街を元気にするために銀行を選択した理由をもう少し深く聞きたいです!また、そこから琉球銀行様に入行を決めた理由も教えてください。 例えば新しくお店を出したい時って、お金が必要になるじゃないですか。銀行ならお客様に寄り添いながらご相談を受け、ご融資を通して、お客様の夢の実現のお手伝いができるんです。なので、銀行で働くことで街を元気にする力になれるかもって思いました。
そこから銀行の合同企業説明会や企業訪問に行き、その時に琉球銀行の優しさがにじみ出るような行員の対応や、職場の雰囲気の柔らかさを感じて、風通しがいい職場なんだろうなと思いました。また、リーディングバンクとして他の銀行に先駆けて、新しいサービスや商品を手掛ける挑戦していく企業風土に惹かれて、琉球銀行に入行を決めました。
ーー人事部に着任してまだ1週間ということですが、これまでの支店での経験が活かされてると思うことはありますか?(※インタビュー当時)
そうですね。現在は新卒や社会人経験者の採用が主な業務になります。あとは、若手行員の育成プログラムの企画、運営を他部署と一緒になって考えていくこともやっています。
なので、コミュニケーション力は本部でも活きているなと感じます。もともと人と話すのは得意でしたが、それだけでは足りないと感じて、コミュニケーション力に関する本を読んだり、銀行が自己啓発の一環として開催する講義に参加する等しています。
社会人になってから月に1冊は本を読むことを心がけているので、本から得た知識が仕事に活かされていると感じることもあります。
失敗は成功するまでの過程
ーー社会人になっても勉強を続けているのは素晴らしいですね!では次に、これまで伊波さんが印象に残っていたり、達成感を感じた仕事ががあれば教えてください。
銀行には協調融資という融資があるんです。大きな金額の融資をする時に1つの銀行だけじゃなくて、いくつかの銀行が協力して一緒に融資することを言います。それが数十億を超える金額の融資を、いろんな銀行と協力してやった時は大きな達成感がありました。
お客様も、老朽化した設備を新しい設備に替えたいが、そんな大きなお金を融資してもらえるのかという不安もあったと思います。だからこそ融資ができた時に、それはもう非常に感謝されました。そしてそこから、また別の取引が生まれることもあって。銀行に勤めているからといって大きな金額の融資に携われるわけではないので私自身、印象深いです。
ーーそれはすごい、印象深いお仕事ですね。営業担当もされていたということですが、営業職は大変というイメージがありますが、実際はどうでしたか?
営業は大変かもしれないですけど、私はやりがいを感じていました。確かに目標はありますが、お客様のライフプランに寄り添ったことを提案することでお客様の為になり感謝されるので、Win-Winの関係だと思っています。
それに支店のみんなで一丸となって目標達成に向けて進んでいく感じもあったので、お互いに切磋琢磨して楽しくできました。でもやっぱり最初は上手くいかないことが多かったです。試行錯誤して取り組んでいくことで、自分自身の成長も感じられる業務でした。
ーーありがとうございます。 伊波さんが考える琉球銀行様で働く魅力を教えていただけますか?
そうですね、時代の変化への対応力が早いところでしょうか。DXが進んでいる中で、沖縄県民の皆様に還元できるような形で素早く新しい商品やサービスを導入するところがすごいと思います。
沖縄県だけじゃなく、県外の金融機関と比べてもいち早く取り入れていると働いてても感じます。あとはやっぱり風通しの良さだと思います。年齢関係なくコミュニケーションが取りやすい環境が作られているので、のびのびと働ける職場が魅力の一つです。
ーー琉球銀行さんが今求めてる人材はどんな人か教えていただきたいです。
柔軟な発想力を持った人、相手の立場を尊重できる人、失敗を恐れず挑戦できる人、地域と新しい価値観を創造して沖縄県民の暮らしを豊かにしようとする使命感を持っている人です。私自身としても素直さがあって、明るく元気で、柔軟にいろんな価値観を取り入れて、失敗を恐れず挑戦できる人と一緒に働きたいですね。
成功する過程の中で失敗って必ず必要だと思いますし、例え周りから失敗だと言われたとしても、それを成功するまでの過程だと思えば別に悪いことではないんです。だから、そういう考えを持ってどんどん挑戦してくれる人がいたらいいなと思っています。
ーー琉球銀行様で行員の方に提供してる挑戦できる環境づくりがあれば教えてください。
はい。例えば、大手銀行(メガバンク)へ出向して1年間出向し、個人・法人向けのコンサルティング業務を学ぶことができたり、台湾に進出したい企業さんをサポートする会社と提携しており、台湾に出向することもできます。2・3年目の若い行員でも日本全国から銀行が集まって行う集合研修に参加できます。
また、TSUBASAアライアンスという北海道から沖縄までの銀行10行で構成される地域広域連携に参加しており、県外銀行への出向、オンラインによる共同研修を行う事もしています。他にも沖縄県内の企業へ出向し、業界を深く知り、新たな知識を吸収することで個人の成長へ繋がる取り組みも行っています。
その他にも高難易度の資格取得に向けた土曜講座の開催や自己啓発に伴うオンラインセミナーを実施する等のサポート体制があります。また、資格取得に挑戦する人には受験代の支給もありますし、宅建などの高資格を取得できた人には合格祝い金が支給されたりします。さまざまな方面から挑戦をサポートする環境があるので、積極的にチャレンジ出来る環境が整っています。
目まぐるしく変化していく社会だからこそ、沖縄県民の皆様と一緒に新しい価値を創造していきたい
ーー伊波さんのこれからのキャリアだったり、こんな自分になっていきたいというイメージがあれば教えてください。
DXもそうですが、目まぐるしく社会が変化していくじゃないですか。そんな時代だからこそ、沖縄の人たちと一緒に新しい価値を創造していきながら、 沖縄県経済が発展していく力になっていきたいと思います。まだ数年は人事部にいるので、そういったことが一緒にできる人材を採用できるように頑張ります。
ーー最後に何かに挑戦したいと思ってる学生たちへのメッセージをお願いします。
先ほどお伝えしたことを重複しますが「失敗を恐れずに自分がやりたいことに全力で挑戦する」ってことを頑張ってほしいです。失敗は成功の元というか、失敗する過程があるからこそ、各々が描いた目標に近づいていくと思っているので、周りに無理だろうと言われたり、笑われたとしても、信念を持って突き進んでください。
例えそれが求めていたものと違う結果になったとしても、いつか何かに結びつくと思うんですよ。その時は悔しいですけど、振り返った時にあれはあれで良かったなってなると思うので、今目の前にある課題や目標に全力で向かってほしいです。
ーーありがとうございました!
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