【琉球frogs LEAP DAY】半年間の集大成!琉球frogs16期生 最終成果報告会開催!
こんにちは。琉球frogs広報担当の山川です。2024年、本当にあっという間です。
なにせ、半年前に2024年6月の最終選考会で選ばれた琉球frogs 16期生が【琉球frogs LEAP DAY】と題した最終成果報告会で発表するに至ったのですから!
今回は2024年11月29日に開催いたしました、琉球frogs16期生 最終成果報告会の様子をお届けいたします!半年間でfrogs生達が何を培ったのか、ぜひご覧ください...!
オープニングトークセッション
報告会スタート!の前にまずは、オープニングトークセッションが行われました。タイトルは『企業後継者としての挑戦と成長』
2代目・3代目企業後継者の皆様に、事業を受け継ぐことへの挑戦と成長についてお話しいただきました。会場には保護者の方々はもちろん、このトークセッションも目的とした方々も当日はお集まりいただきました。
琉球frogs 16期生にとって、企業経営しながら新たな挑戦に奮闘する方々のお話を聞けること、そしてそのお話を聞きに参加された企業経営をしている方々に、自身の半年間の取り組みの経験や生み出したサービスを聞いていただけるのはとても重要な機会だったでしょう。
登壇者は以下の方々となります。
『事業継承の奮闘』『成長戦略とリーダーシップ』『今後の展望と目標』の3項目に分けて、トークセッションをしていただきました。
最終成果報告会スタート!
オープニングトークセッションが終わり、ついにfrogs生の発表が始まります!半年間で彼らが得た・生み出したサービスに参加者は興味津々です!そして今回はコメンテーターとして2名の方にお越しいただきました。
【石原 圭一郎 / 魚谷 渚 / 金城 日向】3名の発表
最終成果報告会のはじめに、3名が同時に登壇して発表が始まります。チームだから、という理由ではありません。半年間、16期生として様々な挑戦をした結果、サービスを構築することが現状厳しいと判断した3名なのです。この決断に至った経緯・そして今後の目標を発表しました。
この状況を聞くと、『サービス発表をしない決断はありなのか』と感じる方もいらっしゃるかもしれません。しかし、琉球frogsは人財育成プログラムを実施しています。その観点からfrogs生自身の決断した事を尊重すべきだと考え、今回この発表の場を設けました。
また、サービスプレゼンをしないのであれば登壇をしないという決断もできたのですが、3名は自分自身が半年間学んだこと、そして支援をしてくれた方々への感謝、自分の次のステップのためにとそれぞれが来場者の前で発表するということを決断してくれました。
この『決断した』という経験をきっとこれからの歩みの中に活かすことが出来ると信じています。
【大城 千幸 / 徳嶺 杏美 】PAPER EATS
嚥下障害(飲み込みにくい障害)を抱える高齢者の方々が食事にストレスを感じているという課題に対応するために開発された【PAPER EATS】という食用品の発表です。
このサービスは、食事を楽しめない方々が、味や風味をそのままに食事を楽しめるようにすることを目指してるとのことで、現在はプロトタイプが作成されており、将来的には介護施設などに支給できる食用品としての実用化を目指していると発表していました。会場では、実際に試食できるプロトタイプも展示されていました。
【綾香 慶希】段ボNECT
被災時に避難所でのパーテーション設置を支援するプロダクト【段ボNECT】が発表されました!
このプロダクトは、本人の被災経験をもとに考案されたもので、支給物資として配布される段ボールを使ってパーテーションを作成する際に役立つ段ボールジョイントとして機能するらしく、再利用可能で避難所で手に入る段ボールという資源を有効活用する点が特徴です。会場では、3Dプリンターで作成されたプロトタイプも展示されていました。
【平良 文麿】CLARITY SPACE
琉大ハカセ塾で学び、研究者としての楽しさを実感したことがきっかけで、研究の面白さを社会に伝えたいという思いから生まれたサービス【CLARITY SPACE】の発表でした!
このサービスでは科学や数学に関するアニメーションを作成・共有でき、直感的に理解することができるとのこと。このサービスができることで、誰でも面白く学ぶことができるようになるかもしれません!発表時点では、現在作成中のプロトタイプのデモ画面を見せてくれました!
【徳元 美海 / 知念大虹】SynEmo
【SynEmo】は、コミュニケーションにおいて重要な役割を果たす「感情」を可視化し、新しいコミュニケーションツールとしての開発が進められているプロダクト。
未来のコミュニケーションの新たなツールとして活用されることを目指しているそうです。コミュニケーションの変革を先取りしたユニークなプロダクトの発表でした!会場では、プロトタイプも展示されていました。
【吉永 りま】まGO
おじいちゃん・おばあちゃんに寄り添ったサービスを生み出したいという思いから生まれたプロダクトで、「孫とのコミュニケーション」を楽しみにしている祖父母から着想を得て、孫の「いってきます」という声をリアルタイムで届けるプロダクトを考案したそうです。その名も【まGO】。実際に運用した結果、祖父母との会話が事務的ではなく、明るい会話に変わったというデータも発表されていました!
会場でプロトタイプの展示も行われました。
本音ぶっちゃけトークライブ
報告会が無事終了し、そのあとは16期生全員が登壇し、半年間の思い出や楽しかったこと、大変だったことなどなど今だから話せる本音を話す本音ぶっちゃけトークライブ
がスタート!
サービスを生み出すまでの紆余曲折、研修で感じたことや励みになったこと、もっとこうできたと思う事などたくさんの感想が出てきました。また、保護者の方や協賛企業から半年間の成長について話をしてもらう場面もあり、客観的にもfrogs生たちが成長しているということを伝えてくれました。
発表を終えた安堵もあり、16期生全員が楽しくトークや感想を伝えることができました!素直な感想や思いに参加者も笑顔に溢れていました。参加者の中にはもちろん16期生のご家族もいらっしゃいました。発表を行い、感想を述べる姿に成長を感じていたことでしょう。
そして、トークライブを最後に最終報告会は笑顔と拍手に包まれて終了しました。
最終成果報告会を終えて
私(山川)も研修に何度か参加し、サービスを考え、悩みながら模索する様子を見てきました。課題を解決しようと向き合うとき、自分の考えを何度も見つめ直さなければならないことがあると思います。この見つめ直しを経て、自分のアイデアを思いつきのままにするのではなく、実現に昇華させるには並大抵の覚悟では行動に移せないと今でも感じています。
しかし、琉球frogs16期生の学生たちは、研修時間だけでなく、設けられていない時間にも集まり、意見を交換し合いながら何度もトライアンドエラーを繰り返していました。そして、協力してくれる人々を巻き込み、さらに大きな課題に挑む姿は、当初見ていたときとは全く異なり、自信に満ち溢れたものになっていました。
『決断』半年間の葛藤を発表した学生も、サービスを形にして成果を発表した学生も、それぞれがこの半年で非常に大きな成長を遂げたことを、最終成果報告会で強く感じることができました。
琉球frogsを卒業しても、ここで出会えた学生の皆さんは学業とともに、更に自分の成長やより良い未来を創るために行動できると信じています!
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